【開催報告】「『働く』ことへの想いを語ろう!」RIDGeXダイアローグ#2
■2022年4月22日(金)20:00~22:05に、RIDGeX第2回目のオンラインイベントを開催させていただきました。お申込み者数24名様、当日ご参加者数21名様でした。お忙しいなか、皆さまご参加ありがとうございました。
■内容としては第1回と同様、あらためて「自分が見えているもの」と「実体」の姿との違いを確認していただき、いかに自分が無意識に判断をしたものを実体として考えがちなのかに気づいていただきました。そのうえで自分の判断を交えずにまず相手を理解することに焦点をあてつつ、「対話」を実践していただきました。前回同様、4人1組に分かれて、「働く」ことへの想いを話し手から語っていただき、それに対してどううけとめたかをやり取りしていただきました。グループ内でお二人からお話いただいたあとに、対話自体を振り返っていただき、日頃の会話との違いなどを話し合っていただきました。
■どちらのグループでもわずか1セッション30分弱の短い対話の場にもかかわらず、心の琴線に触れるような深い対話を展開していただいたようです。判断をせずにまず話し手の話を理解することに集中して聴いていると、あたかもその話し手の心の旅を一緒にしているかのように場が深まっているような印象をもちました。そしてその感覚を味わいながら自らのなかに生まれてくる新たな感情や言葉を言葉を探しながら織り上げていくことで、豊かな対話の場が現出したのではないかと思っております。
■今回のRIDGeXダイアローグはまずはこれで一旦一区切りです。2回のイベントでしたが、何か皆さまのなかに持ち帰るものがあったとしたらうれしい限りです。今後ともRIDGeXでは、このようなイベントや研究会などを立ち上げてまいります。どうぞ皆さまご関心をお寄せいただきますように。本当にご参加いただき、ありがとうございました。
~*~*~*~*~*~*~*~*~
最後に、グループ発表の簡単なまとめと、皆さまから寄せていただきましたハーベストを共有させていただきます。
◆◆グループでの振り返りより◆◆
▶G1:いろいろな人の話を心を開いて聴こうというグループメンバーでした。仕事を通して世界観の広がり、人のつながりが広がる感じ。
▶G2:心の内面の流れ、自分とどう向き合い、価値観を重ねてきたか、穏やかに感情移入できた。
▶G3:1対1の支援から複数への支援、その逆のパターンがあることが印象的。どちらもありだが、1対1は個人の価値観がダイレクトに影響するかもしれない。
▶G4:聴くはスキルではない。とても安心していられる場だった。また同窓会したいね、とお互いにいったくらい。
▶G5:心から感謝したい。開示をしてくれたおかげで信頼感がうまれた。自分のなぞが解けた、意外性があった。
◆◆ハーベスト◆◆
▶ありがとうございます。短い時間で暖かな気持ちになれる時間でした。丁寧に話しを聞いたり質問することで、言葉でたくさん情報のやり取りするだけでは感じられない、豊かな気持ちを感じました。みなさんありがとうございました。
▶話すと聴く
▶相手に「自分が持っているものをシェアして幸せになってもらえたらいいなあ」と思って話すのは心地よい。
▶対話は【心のひだ】に触れることが出来ます!
▶「先入観」なく聴くことの大切さをあらためて感じました。それと相手に安心感を与える伝え方、表情ってあるな~とも。いつもニュートラルな感じで聴ける人になりたいと思いました。
▶ありがとうございました。起こったことの偶然と出てきたコンテキストの必然性の両方を感じました。
▶一人一人の物語が違うのは当然ですが、さらに世代が大きく違うと全く自分が持っているのと違うように見えることがあることがわかりました。
▶対話の場が仕事や生活の中にエッセンスとしてあれば、とても豊かな気持ちになれる気がします。
▶今の自分の「はたらく」ことの不安な気持ち、自分のこれまでの仕事歴を、とても温かい言葉でエンパワメントしていただいた気持ちです。同じグループの皆さま、ありがとうございました。
▶純粋な「聴く」は難しい、自分の見え方、感じ方を自分でわかっていること、そこが出発点だと感じた、。
▶仕事というキーワードから人の想い人生を知るいい機会となりました。
▶時間のくびきが有るのが必然であり、必要なんだけど、タイムアップが残念。時間が伸びるとどんな場になるのだろう?
▶ 自分のキャリアの変遷、働くことへの想いを語る機会は多いのですが、今日は話した後 これまでにない観点からフィードバックをいただき、驚きに近い気づきを得ました。聴くことは難しいな、と思いました。話し手の想い、価値観、もっと捉えられるようになりたいです。でも、それもありだよ、いいよ、というあたたかな場であったことに感謝します。
▶話しをただじっくり聴く、その話を聞いていた方の話もじっくり聴く。このことが癒しの時間のように感じ、「聴く」から「聴ける」の喜びにかわったことが大きな収穫でした。ありがとうございました。
▶みなさんのお話をきいていて、自分の心の奥底が思いがけずに動いて焦りました。そしてこれまで決して動くことのなかった心の底のような存在を実感しました。心の底の存在すらまったく気がついていなかったので、制御できずに驚きました。
▶今日は、「本当に聴く」というのは難しい、というのが率直な感想です。ただ、雑念や心に浮かんだ感情に気を取られていた自分がいることに気付けたのも、このような時間があったからですね。
▶信頼関係構築のためのステップとして、とにかく気持ちにも関心を寄せて聴く・・・。という場が大事だということをあらためて体感できた。
▶職場の中にこのような場を意図的に設けることにチャレンジしてみたいが・・・。職場では利害関係があるからなかなか難しいか? どうしたらいいんでしょう・・・?
▶安心安全の場で、何のハードルもなく、素直に思いを共有出来ました。それだけ、皆さんの受入体制が素晴らしかったのだと思います。ありがとうございました。
▶自分が予期していなかった反応について言葉を探して表現されるのを伺いながら、その方の在り様が私に新鮮な感動をもたらしてくださいました。
▶職場の人と、家族と、友人と、もっともっと対話したいという気持ちになりました。傾聴スキルを学び過ぎてうんざりしていたけど、今日出会えた方々はそんなの関係なく、とにかく興味を持って好意的に聴き続けてくれました。この経験は私にとっては大きな発見でした。対話によって理解し合える可能性を諦めずに臨んでいきたいと思います!!
▶対話のプロセスで、安心して話せる場であることで、対象者の開示は一層すすみ、参加者の信頼関係からグループダイナミクスがより大きくなることに気づきました。
0コメント